尾鷲傘2005年07月13日 18時35分16秒

三重県の尾鷲という町は降水量が日本一と言うことで有名です。
この町の名産?に傘が有ります。
維新の話に登場する十津川郷とともに一度行ってみたいと思っていまいましたが、今回の高野山のついでに寄って見ました。
十津川は確かに山の中、紀伊半島が想像以上に山深い事を教わりました。
車のナビゲーションがあまり賢く無かったせいかもしれませんが!!
高野山から6時間も掛かり十津川経由で尾鷲に着きました。
尾鷲はイメージとは違って全く普通の港町で遅れてきた区画整理って感じでした。
古い町で熊野古道が唯一市街地を通ると記されて有りましたが、本当に普通の町でした。
市街地の路地は細いんですがかなり直しちゃっているんです。
町とは川を隔ててお寺と神社が並んでいて大きな楠があって、古い銭湯や飲屋街も有るのですが?
観光では人は来ないなあと言う感じで、でも土地の人に聞いて入った食堂は美味しかったです。
町の人はとても親切で昼食に美味しい物が食べたいと聞くと「尾鷲は海の物しかない」と親身になって考えて教えてくれました。
その店で「名物は?」と聞いたのですが「刺身定食1500円」が良いとのこと?
追加でなにか頼もうか?と言うと「見てからにしなさい十分だから」と言われてしまいました。
「サザエかエビを付けるけれど?」と聞かれて反射的に「サザエ」と答えましたが?
出てきた刺身や付け合わせを見ると「エビ」ってもしかして「伊勢エビ」だったの?と言う位りっぱな盛り合わせでした。
確かに安くて旨い・・
その店で尾鷲傘の事を聞いたのですが「テレビで見ました」と言う程度で・・・・・
観光センタで貰った地図には1軒だけ傘屋が書いて有り取りあえずソコを訪ねてみました。
看板も無い店でウインドウに少し安物の傘が見えて、傘屋だと解る店でした。
中に入って問うて見ると「尾鷲傘と言っても普通の傘だよ・・」と言うんです。
イロイロ聞いても「タダの傘」「普通の傘」を連発するおじいさんで買って帰っても来年まで生きてるか解らないから?修理は出来ないとか?あまり売る気もないんです。
確かに手作りで生地も厚いし骨も12本あるし、丁度モノスゴイ雨が降っていたので記念に1本買って見ました。
なんだか不器用そうに柄を付けていたので大丈夫かなあ?と思ったのですが?
たぶん?これが尾鷲傘なんでしょう?
モノスゴク大きくて生地が厚く丈夫な傘というイメージでしたが?
確かに、普通だなあって。
尾鷲まで行って死にそうなおじいさん(本人言)の普通の手作り傘を買ったと言うことで?

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