美作スローライフ列車2008年05月19日 08時21分49秒

中国山地の山の中に津山と言う町があります。
イメージより遙かに大きな町で城跡も立派な石垣が残っています。
津山には機関庫があって今も扇形庫が残っている鉄道好きにとっては面白い場所です。
さて、津山駅から智頭駅まで実にユックリ走るイベント列車があります。
国鉄時代の急行用気動車の2輌編成で通常ならば1時間程度の距離を2時間半かけて走ります。
使用するる気動車のエンジンがDMH未更新と言う事で音を楽しむとの誘いに乗りました!
当日はスゴイ雨!早朝から機関区の見学・・・
そして早めに駅へ!ホームに並んで席取りです。
こんな事も昔は当たり前だったなあ! なんか?楽しい・・・
津山駅のホームが国鉄時代の雰囲気をよく残している上に車輌はホボ原型のキハ58・28
雨ってのもなんか良い! 曇ったガラス越しの景色が ううむ!ノスタルジック?

昼に発車する列車に津山駅のホームでは食べ物の販売等は行われていない。
ところが美作滝尾駅が近づくと”もつ焼きうどん”なる物を売っているとのアナウス?
雨の中で停車すると乗客は我先に駅前のテントへ・・ なるほどそういう仕掛けか!
ここはフーテンの寅さんの撮影に使用された駅だそうで・・記念碑も有る。
僕がよく出かける温泉津とは偉い違いだなあ・・・・
しっかりと観光資源に活用している。
そういえば列車がホームに着いてからズッと「男はつらいよ」のテーマが流れている。
古い駅舎もそのまま景色さえもそのままの
次の美作加茂駅ではうどん・コロッケ美作河井駅では蕎麦
そのほか各駅ともに農産物や山菜などを販売している。
うどんを食べていた乗客が次は蕎麦だからって・・・それぞれ量も工夫が・・
町の人達が楽しそう・・・乗客も楽しそう・・・・
これは凄いなあ・・単線の行き違い設備のない駅で30分以上停車する列車?
地元の方々の利益を考えた運用?
こういう事は他では無いなあ・・・
残っている駅舎の状態が良いのは津山運輸部の仕事だろうなあ?
国鉄型気動車の2輌編成でこれだけの集客力かと思ったら、この地元のバックアップがエライ!
各地の観光課の方々、ココは是非に見学を
こういうのを町興しって言うのだなあ!