マイテ4922008年08月20日 08時27分38秒

夏になると山口線の蒸気機関車牽引列車にマイテが増結されます。
普段は5輌編成でC57の牽引定数も5輌つまりマイテが連結されると牽ききれず重連になります。

C57とC56では重連と言っても何か変な感じで・・国鉄時代の山岳線の重連とは趣が違いますが蒸気機関車が2輌で走るのは魅力的です。

さて、このマイテという展望車は戦前に大井工場で製造された本物の展望車で
本来なら鉄道博物館へ飾っておくような車輌ですが・・なぜか夏の数日間だけ山口号に連結される訳です。

この客車に乗るのは山口号の指定券を持っていれば誰でも乗れるようになっています。

事情はよく解りませんが? これって乗っておいた方が良いなあ!

現在の鉄道車輌は車体に対して2軸の車輪を付けた台車という物を2個履かせると言う仕組みになっています。
汽車の走る様を”ガタンゴトン・ガタンゴトン”と表現するのはこの2軸の車輪が線路の継ぎ目を通過する音です。

今の台車は空気バネで車体を支えていますから、継ぎ目を越える時ガタンゴトンと揺れるのを空気枕で支えているのでフワッとはしていてもやはりいくらかは揺れるのです。

ところがこのマイテの台車は3軸が一組になっています。
継ぎ目を越える時に1軸がガタンと揺れても残り2軸が台車を支えているので現代の車輌のように空気枕に頼らずとも台車の仕組みで揺れないようになっています。

タンタンタンと継ぎ目を越える音はしても台車は揺れないのでその上に乗っている車体はもっと揺れません!
すばらしい乗り心地なんです。
この3軸の台車が付いている車輌で現在も線路上を走れるのはこのマイテだけなんです。
想像以上の乗車感ですよ!

線路の上を滑るようにってこう言うことなんだなあって思いました。
子供の頃に乗ったマシ38と言う食堂車もこんな感じだったんだろうなあ?

山口線の線路であれだけ水平感のある感覚で走るのだから東海道山陽の幹線を走っている時はもっと揺れないんだろうなあ?

この車輌は夏の間、山口号に連結されて自由に乗れるって事自体が不思議な話で・・・

今の内に乗っておかないと・・・・価値は有ると思うなあ・・・

コメント

_ まさお ― 2008年08月20日 11時25分24秒

復活の時に増設された柵が高くて気に入らないけどまっいいか?

_ df50 ― 2008年08月20日 14時06分03秒

そう! 走っているTR73の乗り心地を味わえるだけで十分です。

  それも フリースペースとして指定券を持っていれば誰でも乗れる!

_ まさお ― 2008年08月21日 02時54分08秒

走っている3軸は記憶にないのです。
マイテは止まっている時しか乗車
してない・・・

_ 親方 ― 2008年08月23日 20時02分28秒

せや!これはすばらしい!!
是非一度ご乗車を!!

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