請われて説明する2011年08月13日 09時13分55秒

滋賀から原付で来た青年に請われて石見地方の観光案内を話した。

そう言う話題の中で”その場所”という話になる。
各地を旅するとこの地この場所というところがある。
調べもせずに出掛けてそう言う場所に行き会う、それが面白い。

益田の市街から多田温泉を経由し石見横手に至る道がある。
温泉を抜けて登りに掛かると直ぐ、右側に墓がある!
 そこが浜田藩士岸静江国治って人のお墓だ。
道路を挟んで扇原関門跡入り口という石柱がある。
道は広域農道の下を潜ると極端に悪くなる。
普通の車ではチョット危ない! C63なんかで行ってはイケナイ!
幅も狭く荒れていて車を大事にしている人は入るべきではない?
この道を登り切った場所が扇原関門と言われる場所。
一人で行かない方がよい? かなり気持ちが悪い!
コレより浜田藩  コレより津和野藩 2本の石柱がある。
 長州軍をたった一人で迎え死んで進軍を止めた岸さんの碑がある。
翌日にはココを越えて長州軍は浜田藩に攻め込むのだが・・・
 
 石見路における維新へ向けての最初の銃声が響いた場所だ!
この事を知ってから作州鶴田藩陣屋跡へ行き着くまで何年もかかった。
こういう風に旅するウチに自然にテーマが繋がっていくって面白い。

ここが? 岸さんが銃弾を受けて倒れた場所?
翌日の侵攻でこの地は江戸時代を終え?
 そのまま長州藩が占拠し維新に、そして明治を向かえる。
その場所は今は訪れる人も無く、津和野側は道の体をなしていない。
(興味のある方は過去のブログに詳細に書いてあります)

  歴史の瞬間をココと言い切れる場所って!
出掛けてみると彼方此方にそんな場所がある。

  旅する青年に請われて話し出したが・・
忘れていた事、思い出した事もあり山口行きの途中で寄ってみる。

    昼でも暗い関門跡は・・・  一人ではやはりどことなく気持ちが悪い!