茶色い客車と青い客車2011年10月27日 08時20分10秒

戦前、鉄道省の客車塗装は葡萄色だったと資料に有る?
実際は一部の保存車輌でしかこの色は見たことが無い!

一般的に茶色の客車と呼ばれる色はぶどう色2号と言われる色です。
どう見たって茶色なのだが鉄道の世界ではぶどう色って言うんだなあ?

元々は戦前の暗い色に対して進駐軍がミルクチョコレート色に指定した。
それなら、そう呼べば良いのに色に細かな日本人はなぜかぶどう色って。
戦前の色を1号って呼んでコレを2号としたわけだ!

では青い客車は?
寝台特急(あさかぜ)が固定編成で誕生した時に塗られていた色。
ブルートレインと言う愛称で大人気になって各地で走らせてって要望が!
そこで東北本線の客車特急に同じ塗装をするんですねえ?
全車冷房で空気バネの寝台特急と客車の色を変えただけの車輌?
そりゃあ苦情も出るかと思うが意外や人気が・・・

そこで丁度その時期に設備の改良が行われて新しくなった客車から青色15号に塗り替えが始まるんですねえ。
地方の方は見たこと無いからオラ方の汽車も青くなったって!

当然ながら近代化された車輌は急行に使用されて優等列車は青に。
未改装の車輌は普通列車にと・・・

僕らの頃は臨時の急行がすごく多くて、東海道山陽などは青ばかりだったけれど?九州島内行きや東北方面は混ざっていたなあ?
 名古屋始発の阿蘇も全部青では無かったって記憶がある。
  
と言うわけで蛍光灯に改造したり木目からデコラに変えた車輌も近代化改造って青になっていくんです。

元々の手入れの良いニス塗り内装の客車の方が立派なのに?
新建材的なデコラに変えた方が新しそうって・・
日本人は単純なんだなあ?

但しソコには客車の重量を軽くするって目的も有ったんですねえ。

今日は茶色? じゃ無くて! ぶどう色2号と青15号の話でした。
  あっ 12系は青20号だから間違えないでね!