牛鍋2016年03月22日 08時02分27秒

明治初期の食べ物で牛鍋というのがある。
どうもすき焼きと混同されているが違うモノだと言う。
20年程前に好き者と食べに行こうと出掛けた事が有る。
僕は牛鍋と言っていたのに聴いた方はすき焼きと聞いていて。
店の前まで行ってアレ違うよ、そう言う事が有った。
ぶつ切りの牛肉を鉄鍋。味噌味で煮る。
昨日のこと。随分久しぶりにネクタイなど締めて品川へ出掛けた。
取引先で打ち合わせ、商社は既に開店休業のハズなのだが。
たまにはこう言うお出かけもある。
品川・・・ 京浜急行・・・ 横浜? おお牛鍋屋へ行こう!
上手い具合に打ち合わせは15時から2時間もあればやっつけられる?
17時前に逃げ出せば乗り替えと徒歩を入れても18時には楽勝。
それではと予約を入れておいた。
打ち合わせは役に立たなかった、まあ予定通りだねえ?
品川から京浜急行に乗る、快速特急はまっさらの新車だ。
目的の店に着く、縄のれんをくぐって引き戸を開けると・・・
ズラッと店の人が並んでお出向え、通されて座敷に上がる。
下足から案内したお姉さんがが世話をするのはコノ手の店らしい。
せっかくなので肉は一番良いモノを選択した。
先付けは出てくるのが早い、仕込んで置いたモノを運んだだけだね。
白魚のナンダカって言っていたが木の枝みたいで食えぬ。
椀はそぼろを餅に練り込んだモノが乗っていた。
刺身・・次回は鍋だけで良いかな?
こうやって出てくる
三分の一を取り、煮てその間に玉子を解いてくれる。
食べ頃に取り分けて次の3/1を煮始めご飯が出る。
肉を噛めば肉汁と言うより脂が美味い。
3回目が煮上がるとコンロから降ろし味噌が煮詰まる。
甘めの味噌と肉の脂はご飯のオカズよりはそれだけ食べた方が美味い。
この料理は鍋に残った味噌でご飯を食べるのがメインなんだねえ!
店を出る時に20年前の話しをしたら、今の建物が築19年。
建て替えで一年間休業した事が有るそうだ!
それでこの店が見つからずにすき焼に案内されたのかも知れない?
そのまま馬車道へ出て日本大通り駅から帰る。
座れたし乗り換えは無いがヤハリ横浜は遠いなあ。