九重部屋の力士2016年08月02日 08時12分17秒

随分と昔の話しなのだが。
耳が痛くなって耳鼻科に行ったら手術する事になった。
知人の紹介で錦糸町の都立病院に入院した。
同じ病室にえらく身体の大きな優しそうなデブちゃんが入院してきた。
付き添いで凄い綺麗なおばさんが来て何者かなあって。
この子が序二段で四股名をたしかキヨノフジって。
九重部屋の期待の新人だった。
余り相撲には興味は無かったのだが仲良くなった。
逆に相撲に興味が無かったから彼は安心して遊びに来たのだろうか。
退院後の診察なども日を合わせてしばらくお付き合いが有った。
綺麗なおばさんは北の富士の奥さんと言う事だった。
確か先日無くなった九重親方が関脇の時代頃かなあ。
日々の面倒を見に来ていた、きかん坊の様な若者はその後に横綱になった人によく似ていたと思う。
浴衣地を貰ったり良いお付き合いをしていたのだが・・・
突然に連絡が取れなくなった。
後になって序二段で優勝して部屋から逃げたらしいと知った。
序二段の優勝賞金なんてたいした額でも無いのだろうに?
相撲取りらしくない性格、素質は十分で期待されていたと聞いていた。
せっかくキヨノフジなんて横綱でも良い様な四股名を貰ったのに。

北海道出身で地元に逃げ帰ったって風の噂。
相撲とか九重部屋とか聞くと彼のことを思い出す。
キツイとかイジメとかって短絡的に思うかも知れないが・・・
彼の場合はタダの練習嫌い、向いていたのはセンスと体格だった。

練習の愚痴は聞かなかったと言う記憶。
その他の遊びや楽な世界を知ってしまったと言う事か。
入院とその後の通院が彼には天国だったらしい?

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