無人駅の危険2016年10月07日 08時05分37秒

北海道移動中の事、 留辺蘂で向かいのホームに白杖の夫婦がいる。
列車の交換が有るのかなあと吞気に眺めていた。
白杖でホームの端を確認している。
その後で慌てて跨線橋に戻ろうと歩き出す。
考えてみりゃ運休のオホーツク4と交換のはずじゃないか!
ホボ同時に運転手も気がつき停車処置を、飛び降り線路を渡る。
階段の二人エスコートはアブナイ、僕も急ぎ跨線橋に走った。
跨線橋上で迎えると奥さんは少し見える様だがご主人は全盲のよう。
焦って歩くのが速い、大丈夫ですよユックリ行きましょうと声を掛ける。
この駅で乗るには跨線橋を渡るものと思い込んでいたらしい。
それにしても数人の高校生が乗って来たのだから誰か気づいても?
スマホに夢中で汽車が来ない方のホームへ行くのを気づかないのかなぁ。

JR北海道は特急停車駅まで無人化してしまった。
列車もワンマン運転、本来は乗務員は列車から離れてはイケナイ。
そうは言っても乗れなければ4時間列車は来ない。
遠軽行きが1時間半後に彼方のホームへ停まるけれど。
そんな事よりも白杖の二人連れがホームを慌てて跨線橋へ・・・
この状態で運転手に見ていろと言う決まりが変だ!
彼の行動は人として正しい。
それでも焦る二人の階段登り下りを一人で介護じゃ。

コウイウ事をJR上層部はドウイウ風に考えているのだろう。
運転手さんが気がついて咄嗟の行動で積み残しにはならなかったが?
コレが特急だったら逆に車掌が居ても解らなかったのでは。
無人駅の反対側ホームの確認なんてしないだろ。
ホーム中程、彼らの立ち位置は先頭車の視界から既に切れている。
二人は停車後に跨線橋から現れたのだから。
きずかぬでも仕方ない事だがニュースになれば責められると思うよ。

過去に出会ったJR北海道の乗務員。
お婆さんの大きな荷物を降ろすのを手伝っていた運転手。
線路も見えぬほどの積雪と吹雪の中。
下車したお婆さんが線路を渡りきるまで発車せずに見守る運転手。
双方共に辺境の無人駅での事だったけれど・・・
今回は特急停車駅での出来事だものなあ?

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