熊鈴2016年10月12日 08時06分52秒

山に入って写真を撮す時って熊とかは大丈夫ですかと聞かれる。
コウイウコトは経験値の持論なので僕はコウしているって事で。
基本、熊はいる!
僕らが入っていく撮影地って人がいないトコ、だから熊はいる。
そう言う所にノコノコ三脚なんかを担いで入っていくから熊は嫌がる。
遭うと面倒だから彼らが遭わないように距離を置く。

だから熊が出たとか言うが正解は人が出た!
これは大昔に中央アルプスの村で山仕事の爺に聞いた話が元。
だから分け入って見ると獣臭が凄いが気配の無い場所とかが有るわけさ。
連中は我々とは違う感覚を持っているのでカナリ前から気がついている。
ソコで威嚇して存在を知らせてくる。

風向きも有るけれど臭いや気配というのがソレだと思っている。
時々ラジオなんかを大音量で鳴らしながら来る人がいるけれど。
そう言う事をするから警告が聞こえない、それで鉢合わせになる。
向こうだって来るなって相図しているのに無視して来たら怖いだろ。
そこで必死に身を守ろうとするって事だと思っている。
襲って来ると言うことは前段階が必ず有ると言うこと。

モノスゴク危ないなあと言う場合にどのようにしているかと言う質問。

凄くアブナイと感じた時は・・ そりゃ止めるだろう!

コウイウコトがワカラナイ人とは一緒に行かない方が良い。
僕らは遊びだから止めれば良いが生活している方々に迷惑をかける。

ではそうじゃ無い時って、そう言う質問らしい?
僕の場合はアプローチで笛を数度吹き行為を告知して踏み込む。
地面を蹴ったり木を叩いたり地に震動を与えつつ進む。
尾根越えの手前(前が見通せない所)のような場所では立ち止まる。
定期的に笛を吹き音を聞く、猿なら枝が揺れる。

だいたいコウイウコトが必要な場所へは一人では行かぬ。

熊鈴の使い方も同じで立ち止まり鳴らし移動し、停まって鳴らし気配を。
常時鳴らしていたら五月蝿いし向こうの威嚇に気がつかないでしょ。

熊がいる場所へ行って熊が出たって騒ぎを起こし。
山仕事が中止になり猟友会が出て無駄な殺生になるのは良くない。
人さえ出なけりゃ彼らは普通に生活していられるのだもの?